内蒙古自治区包頭市で開かれている「第1回中国包頭・レアアース産業発展フォーラム」によると、中国のレアアース産業は、60年近い技術攻略を通じて、各種の規格・等級の製品を提供できるまでに成長した。「新華網」が伝えた。
貴重な戦略的資源であるレアアースは、先端化学や軍事工業の分野で幅広く使われている。工業情報化部の苗ウ副部長によると、永久磁石・発光・水素備蓄・触媒などの機能を持つレアアースは現在、設備製造業や新エネルギーなどハイテク産業で欠かせない原材料となっている。中国のレアアース産業の発展と成果は目覚ましく、60年近い技術的な取り組みと発展推進を通じて、中国は、世界最大のレアアースの資源・生産・応用・輸出国となった。
統計によると、中国でレアアースの開発・分離精製に従事する企業は169社にのぼる。レアアース酸化物やレアアースメタル、レアアース塩類、レアアース合金、レアアース機能素材など400種類・1000規格の製品を生産することができる。高付加価値化や精密化、加工程度や下流応用製品の拡大などを通じて、中国からの輸出は国際市場の87%前後のシェアを誇るようになった。
工業情報化部の統計によると、レアアースの中国での生産量は08年、昨年比3.5%増の12万5千トンにのぼった。分離精製製品の生産は同比7.1%増の13万5千トン、分離精製製品の輸出は同比23.7%減の3万4600トン。レアアース産業全体の生産高は245億3千万元で、同比14万7100元の減少となった。
「人民網日本語版」2009年8月10日 |