鉄鋼に関する市場調査などを行っているワールド・スチール・ダイナミクス(WSD)がこのほど発表した「ワールドクラス鉄鋼会社ランキング」で、宝山鋼鉄集団が32社中3位となった。新華網が6日に伝えた。
WSDによる同ランキングは、企業管理の先見力、規模、原材料から末端業務までの統合レベルなどを重視するもので、具体的には鉄鋼企業の出荷量、規模、エネルギー拡大、成長が著しい市場および成熟市場における主導的地位、技術革新、環境と安全、価格決定能力、定年退職時の福利負担、収益能力、貸借対照表などの指標から採点される。
最新のランキングで上位5位に入ったのは、上から順に、セベルスタリ、ポスコ、宝山鋼鉄、アルセロール・ミタル、ノヴォリペツク製鉄だった。セベルスタリ社は3年連続の1位となった。各指標を見ると、満点が最も多かったのはポスコで、宝山鋼鉄は今回3つの指標で満点を獲得した。
このほか、ランクインした中国の鋼鉄企業は、鞍本集団(19位)、馬鞍山鋼鉄(26位)、武漢鋼鉄(29位)、江蘇沙鋼集団(31位)で、これらの企業が中国鋼鉄企業の出荷量の25%を占めた。
「人民網日本語版」 2009年8月7日