鉄道部の王志国副部長は10日に記者会見を開き、今年の残り数カ月間と来年で、鉄道部は新たな鉄道路線約2万キロの建設許可を取ることを明らかにした。投資総額は2兆元以上にのぼる。「中国証券報」が伝えた。
王副部長によると、今後の投資計画は以下の通り。
▽2009年の基本建設投資は6千億元。新路線5600キロが営業を開始する。うち、旅客専用路線は2500キロ。中国の鉄道総延長は8.6万キロメートルにのぼり、ロシアを超え、米国に次ぐ世界2位となる。
▽2010年の基本建設投資は7千億元。新路線6千キロが営業を開始する。うち、旅客専用路線は1200キロ。
▽2011年の基本建設投資は7500億元。新路線8千キロメートルが営業を開始する。中国の鉄道総延長は10万キロとなる。
▽2012年の基本建設投資は7千億元、新路線1万キロメートルが営業を開始する。中国の鉄道総延長は11万キロとなる。
今年1月から7月までの基本建設投資は2474億9千万元で、前年同期比136%増となった。08年末現在で、全国の鉄道営業距離はすでに8万キロにのぼっている。
注目を集めた北京-上海間高速鉄道は昨年4月18日に全線の建設がスタートして以来、今年7月末までの累計投資額は843億7千万元にのぼっており、これは投資総額の38.8%に当たる。全線を通じて計13万人が建設に携わっている。
現在、建設中の旅客専用鉄道路線は1万キロメートルにのぼる。2012年までに、さらに1万3千キロの旅客専用路線および都市間鉄道が営業を開始する予定。
「人民網日本語版」 2009年8月12日