中国海洋石油(CNOOC)は13日、中国の渤海湾で新たな油田が発見されたことを明らかにした。この油田の規模は中型以上と確認されている。「新華網」が伝えた。
新たに発見された油田「秦皇島35?4」は渤海湾中北部海域の石臼イ島の南部に位置し、38キロ西には油田「秦皇島32?6」がある。
CNOOCはこれまで、試掘用の油井をこの地域にいくつも掘ってきた。今回油田が見つかったのは、「秦皇島35?4?3」と名付けられた深さ2215メートルの油井で、21.4メートルの厚さのある油層にぶつかった。この油井は、水深26メートルのところにある。
掘削テストによると、11.11ミリメートルの油管で採掘した場合、石油の日産量は約1700バレル、天然ガスは40万立方インチ前後に達する。
CNOOCの朱偉林・執行副総裁(探査部総経理)によると、「秦皇島35?4」の発見は、CNOOCが石臼イ島付近で実現した石油・天然ガスの発見の一つとなる。同地域は、同社の保有埋蔵量の成長を促す主力地域となっている。
「人民網日本語版」2009年8月14日