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中国、水力エネルギー開発の設備容量は世界一
発信時間: 2009-09-03 | チャイナネット

中国の水力エネルギー資源の理論上の埋蔵量は世界一だ。これほど豊富にあるクリーンで再生可能なエネルギーだが、(1949年の)中華人民共和国成立当初の水力発電の設備容量はわずか36万キロワットで、当時の経済の遅れと文化的水準の低さを物語っていた。その後の発展を経て、2008年末現在、設備容量は1億7200万キロワットに達した。中新網が伝えた。

21世紀に入ってからのわずか8年間で、中国の水力発電設備容量は建国から約50年間の累計の2倍を記録し、改革開放前の技術的に開発できる埋蔵量の10%に達しなかった水力エネルギーの開発利用率が30%に上昇した。

国家能源(エネルギー)局によると、水力発電はクリーンで再生可能なエネルギーとして、世界のエネルギー配置で極めて重要な位置を占めている。歴史的なさまざまな要因や建国当初の生産レベルの低さなどから、改革開放以前の中国では水力発電所の建設がそれほど進んでいなかった。改革開放がスタートすると建設ペースが目立って加速し、水力発電所の年平均完成・稼動件数が年を追って増加。21世紀に入ると、水力発電所建設も新たな発展段階に突入し、開発への取り組みが引き続き強化されると同時に、健全で秩序ある開発が実現した。2004年9月には設備容量が1億キロワットの大台を突破し、中国は一躍世界最大の水力発電国になった。

新中国成立からの60年間に、特に最近の30年間に、中国の水力発電設備は大きく進歩した。劉家峡、竜羊峡、岩灘、広蓄の各発電所で容量30万キロワット級の発電ユニットが稼働したのに続き、李家峡発電所では40万キロワット級ユニットが、二灘発電所では55万キロワット級ユニットが相継いで稼働し、70万キロワット級ユニット30数基からなる三峡発電所、竜灘発電所も順調に稼働をスタートさせた。現在建設中の渓洛渡、向家ハ、拉西瓦、白鶴灘、烏東徳の各発電所では70万キロワットから100万キロワット級のユニットが採用される予定だ。

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