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喀納斯(カナス)風景区の雪景色 |
新疆喀納斯(カナス)風景区の管理委員会は2日、香港(モンゴル)エネルギー有限公司(Ouming Success Limited)とスキー場建設の契約を調印した。後者は今後、50億元を投じて、「国内で最高レベル、世界でも一流」のスキー場をカナス風景区に建設する。「中国新聞網」が伝えた。
新疆カナス管理委員会の康剣・主任によると、
カナス国際スキーリゾートと名付けられたこのプロジェクトは、カナス風景区の旅行地である賈登峪から東に11キロの場所を舞台に展開される。海抜は最高で2600メートル、スキー場の高低差は600メートルから800メートル。広大な草原と松の森林が広がるこの地域では例年、11月上旬から雪が積もり始め、翌年の5月に解け始める。積雪量は平均で1メートルに達する。
カナス国際スキーリゾートプロジェクトは08年5月に起動し、今年4月に専門家の審査を通過した。スキー場の面積は22.5平方キロにおよび、滑走路やリフトのほか、探険エリアや人口湖、ゴルフ場、サービスセンター、ホテルなどの施設が建設される。1日の接待能力は延べ2万5千人に達し、さまざまなレベルの滑走者の需要を満たすスキー場となる。また冬季五輪の選手の訓練や五輪試合の開催ができる国際的な総合スキー場ともなる。一期工事は2011年までに完了する予定だ。
カナス風景区は新疆西北部にあり、自然の風景の美しさで国内外に知られている。冬が長いため、氷や雪の資源が豊かにあり、スキーに最適の土地と言える。カナス地区の各種インフラが改善したことで、同地には、冬季旅行産業を発展させ、氷や雪を利用した国際リゾートを作る環境がすでに整っていた。
「人民網日本語版」2009年9月3日