三菱自動車はこのほど、「欠陥自動車リコール管理規定」の要求に従い、国家質量検験検疫総局にリコール報告を届け出た。07年6月18日から09年2月18日までに生産されたランサーエボリューションの輸入車の一部を9月9日からリコールする。同社の統計によると、中国大陸部にあるリコール対象車は174台だ。「中国新聞網」が伝えた。
今回リコールの対象となった車両は、エンジンの燃料装置にある燃料リターンパイプの固定構造が不適切だったため、エンジン振動によってこのパイプを固定している部分の応力が高くなってしまい、そのまま使用を続けるとパイプに亀裂が生じ、燃料が漏れるおそれがある。リコールの対象となった車両は無料の検査・修理を受けることができる。燃料リターンパイプの固定構造を変更し、燃料リターンパイプを新品と交換することで、安全問題は解決されるという。
三菱自動車は今後、特約メンテナンス店舗を指定し、関連ユーザーに書面で通知する。同社はユーザーに対し、同社と連絡を取り、無料検査・修理をできるだけ早く受けるように呼びかけている。
「人民網日本語版」2009年9月9日