世界最大の浄水器メーカーである日本のOSGコーポレーションはこのほど、「中国国際保健博覧会」に出展し、大陸部進出への意欲を示した。同社の担当者は、中国大陸部の浄水器市場の将来に大きな期待を抱いている。「新華網」が伝えた。
1970年に設立されたOSGコーポレーションは日本の有名な上場企業だ。同社の湯川剛会長によると、同社の浄水器を設置している家庭は日本で100万戸以上にのぼる。五つ星ホテルや高級レストラン500軒以上にも、同社の業務用浄水器が置かれている。また有名な飲料メーカー数社も、同社の産業用アルカリイオン整水器を使ってペットボトル入り飲用水を生産し、良好な反響と業績を獲得している。さらに世界5000カ所以上の医療機構・学校・実験室・食品加工メーカー・農牧漁業メーカーが、同社の殺菌水設備を使って、衛生管理と感染対策を行っている。
博覧会出展期間中、OSGコーポレーションは、「設立40周年パーティー」と「中国国際保健博覧会出展感謝会・国際協力調印式」を北京東方花園ホテルで開催した。OSGコーポレーションはこの中で、スウェーデンの医療機器メーカー「ゲティンゲ」と欧州共同代理協定を結んだほか、中国の主要10省市の代表的企業と市場ビジネス協力協定を結んだ。
今回大陸部に来るまでに、OSGコーポ?レーションは十分な市場視察を行ってきた。大陸部市場の視察を開始したのは04年だ。同社はしばらく前、衛生部疾病対策センターや中国農業大学などの技術研究機構と、中国の水質・食品安全・伝染病対策・医療対策などに関する一連の研究協力計画を結んでいる。
OSGコーポレーションは今後、中国各地の五つ星ホテルと高級レストランでアルカリイオン水の普及を拡大させていく方針だ。同社はすでに、「統一」や「哇哈哈」などのメーカーと、ペットボトル入りアルカリイオン水の生産技術の分野での協力趣意を達成している。
同社の湯川会長は調印式パーティーで、「OSGコーポレーションは、中国の巨大なビジネス市場に目をつけているだけではなく、中国の皆さんの飲用水安全と健康とを促進するための友好的で実質的な貢献をしたいと考えている」と語った。
「人民網日本語版」2009年9月11日