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中国のサービス産業、引き続き発展傾向
発信時間: 2009-09-11 | チャイナネット

商務部サービス貿易司の胡景岩・司長は10日、広州で開かれた「第2回中国国際金融貿易サービス商談会」に出席し、「世界のサービス産業とサービス貿易の発展形勢は金融危機によって変わってはいない。金融危機に対応するためにも、中国は、サービス貿易の発展に力を入れるべきだ」と語った。「国際金融報」が伝えた。

胡司長は、「事実が示す通り、サービス貿易の発展は中国の貨物貿易産業にさらなる発展の余地を与える。中国の貨物貿易企業はサービス貿易の発展によってさらなる収益成長分野を得ることになる」と指摘した。

胡司長によると、現在、世界経済の発展の重心はサービス産業へと移りつつある。世界のサービス業の国際化はますます強まっており、国際サービス貿易を急速に成長させている。経済学の法則からすると、経済が発達すればするほど、GDPに占めるサービス業の割合は大きくなる。先進国で70%、発展途上国で50%という標準的な比率から比べると、中国のサービス業比率40%程度とまだ低く、中国のサービス産業とサービス貿易が大きな成長の余地を持っていることがわかる。

「中国の就業者に占めるサービス産業従事者の割合は32.4%にとどまっている。外資導入額に占めるサービス業の割合も3分の1足らずだ。輸出総額に占めるサービス輸出の割合も10%前後にすぎず、世界平均の半分ほどであり、インドの30%を大きく下回っている」と胡司長は語る。「サービス貿易の発展を推進し、サービス産業と経済全体の発展を引っ張ることは目下の急務だ」

胡司長によると、一部の中国企業には、国際貿易産業市場に進出する目標と計画が欠けており、グローバル化における位置付けも足りない。関係者はこのことをきちんと考え、改善していく必要がある。

政府の関連政策の支援を受け、中国のサービス産業とサービス貿易は急速な発展段階に入っている。胡司長によると、現在の発展状況を見る限り、中国のサービス産業は予定の発展目標を十分に実現できる見込みだ。

「人民網日本語版」2009年9月11日

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