工業製品出荷価格は8月、昨年同月より7.9%下がり(昨年同月は10.1%上昇)、下げ幅は前月より0.3ポイント縮まった。前年同月比の下げ幅は縮まり、前月比は引き続き上昇した。
国家統計局の姚景源・総経済師は記者の取材に対し、「中国の工業生産は上昇傾向にあり、電力使用量・発電量はどちらもマイナスからプラスに転換した。安定傾向は強まっている」との見方を示した。固定資産投資も急速な成長を維持し、消費の見通しも明るく、需給の均衡も取れている。8月の財政収入もマイナスからプラスに転換した。
これらの指標はいずれも、中国経済が安定化し、改善に向かっていることを示している。だが姚景源氏によると、この状況は確実なものではなく、外需の力不足はまだ存在しており、構造調整という任務も依然として厳しい状況だ。このため、中国経済の発展という大勢を確かにするには、安定的で急速な経済発展を維持することを引き続き第一の任務とし、積極的な財政政策と適度に緩和された貨幣政策を引き続き実施していくことが必要だ。
「人民網日本語版」2009年9月11日
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