中国東北大学の王国棟教授(中国工程院院士)によると、米ゼネラルモーターズは、新車種の設計と開発への早い段階からの参加を鉄鋼メーカーに求める戦略を1988年から取ってきた。自動車の設計者と生産者と鉄鋼メーカーが共同で開発チームを形成する方式だ。このような協力は、自動車製品の設計や部品や鋳型の設計を経済的・効率的・均衡的に統一することを可能とした。中国企業にも参考価値のある先例と言える。
宝鋼株式公司研究院の陸匠心・副院長は、自己の開発体系を自発的に自動車産業と結ぶ付けるよう鉄鋼業に呼びかけている。科学技術開発のすき間のない連結を実現し、自動車用鋼材の問題を共同で解決し、自動車生産で今後必要となる鉄鋼素材の生産に向けた技術の蓄積を行っていくことが重要だ。具体的な協力にあたっては、リスクの共同負担と利益の共同獲得が可能となる株式制の経済主体を設立することが考えられる。
「人民網日本語版」2009年9月16日
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