国家統計局が16日に発表した「新中国60年シリーズ報告」によると、02年から08年までの7年間の中国の貿易総額は合計10兆5千億ドルに達し、中国建国以来60年間の貿易総額の71%以上を占めた。また中国の輸出総額は08年、前年に続き世界2位となった。「中国新聞網」が伝えた。
統計局の報告によると、中国建国60年以来、中国の貿易総額が世界貿易に占める地位は不断に高まってきた。中国の貿易総額が世界の貿易総額に占める割合は1950年には0.9%にすぎなかったが、08年には8%を超えるまでになった。
中国の輸出総額は1950年には世界27位だった。その後30年は低レベルで推移し、1980年には依然として26位にとどまっていた。改革開放後は一直線に上昇を続け、1990年には15位、01年には6位、04年から06年には3位、07年と08年には2位につけた。中国はすでに、世界の重要な製造業加工生産拠点となっている。
改革開放以前、中国経済は閉鎖状態にあり、貿易額の増加率は低いレベルにあった。1950年、中国の貿易総額はわずか11億3500万ドルにすぎなかった。1960年には38億900万ドル、1970年には45億8600万ドル、1977年には148億400万ドルに増加し、貿易総額は28年間で13倍になった。1950年から1977年の年平均成長率は9.9%だった。
1978年以降、対外開放分野が不断に拡大し、対外開放レベルが高められたことにより、対外貿易は急速に発展した。中国の貿易総額は08年、1978年の206億ドルから2兆5616億ドルにまで拡大し、31年間で124倍となった。1978年から2008年までの年平均成長率は18.1%に達し、改革開放前の28年間の成長率より8.2ポイントアップした。
01年に世界貿易機関(WTO)に加盟した後、中国は、経済グローバル化のプロセスに積極的に参加し、国際産業移転という歴史的なチャンスをつかみ、さまざまな試練にうまく対応してきた。その結果、中国の対外貿易は史上最高・最速の発展期を迎えた。中国の貿易総額は01年には5097億ドルだったが、04年には1兆ドルの大台を突破し、07年には2兆ドルを突破。08年には2兆5616億ドルに達し、01年の5倍余りとなった。02年から08年の貿易総額の成長率は年平均25.9%に達した。この7年間の貿易総額は10兆5千億ドルに達し、建国60年以来の貿易総額の71%以上におよんだ。
「人民網日本語版」2009年9月17日