クレジットカード大手の米ビザは13日、08年度の世界商業消費支出(CCE)指数を公表した。うち、中国の商業消費支出は7兆2千億ドルで、アジア太平洋のトップとなった。中国の商業活動が最も活力にあふれていたことが表された。
CCE指数は同社が毎年発表しているもので、世界の企業・政府の支出を基準化・追跡した指標だ。世界が公認する商業支出の基準となる。
08年の世界の政府・民間企業による支出総額は90兆2千億ドル、うちアジア太平洋地域は23兆4千億ドルと、ヨーロッパの31兆9千億ドルに次ぐCCE指数の第二の貢献者となった。また、米国(20兆3千億ドル)を初めて超えた。
アジア太平洋地域の主要な経済体の商業消費支出はどれも高水準を見せた。中国(7兆2千億ドル)、日本(6兆2千億ドル)、インド(2兆7千億ドル)、韓国(2兆1千億ドル)、オーストラリア(1兆5千億ドル)の商業消費支出は、アジア太平洋全体の支出の84%を占めた。
ビザアジア太平洋区ビジネスソリューション部門のヘッドであるブルース・マンスフィールド氏は、「商業消費は経済発展の主な推進力です。企業の経営と商業活動で出た支出は現地経済の発展に役立ちます。世界の金融環境は不確定ではあるものの、昨年のアジア太平洋地域の商業消費支出の増加は、アジア経済の優勢、特に同地域の経済をリードする商業活動が活力に満ちていることを表明しました」と述べる。
「人民網日本語版」 2009年10月14日 |