中国汽車(自動車)工業協会がまとめた最新のデータによると、今年9月の自動車販売台数は133万1800台で、前月比では16.98%の増加、前年同月比では77.88%の増加となり、過去最高を更新した。政府の自動車購入補助金プランが停止し、同月の米国自動車市場は20%前後の落ち込みとなった。このため中国の自動車月間販売台数は8月は世界2位だったが、9月にはふたたび世界トップの地位に返り咲いた。
今年1-9月の自動車販売台数は累計966万2700台に上り、前年同期比34.24%増加し、2008年の累計を28万2200台上回った。9月は例年、自動車販売が好調な月で、市場の好況もある程度予測されていた。同協会は10月中旬に販売台数と生産台数がいずれも1千万台を超え、通年では1200万台に達すると予測する。
同協会が発表した今年1-8月の一定規模以上の自動車メーカーの主要経済指標速報によると、自動車の生産・販売の伸びが加速するにつれて、各主要指標が下げ止まって上昇に転じた。主要業務の売上高と利益との伸びがいずれも2けたに達し、経営状況も順調だった。1-8月の自動車業界の主要業務売上高の累計は1兆8905億8200万元に達して同10.27%増加し、利益は1223億2900万元で同17.57%増加した。
自動車工業重点企業(集団)19社についての主要経済指標の統計によると、1-8月の売上高は8944億4500万元で、同10.99%増加した。増加幅は上半期を10.04ポイント上回り、自動車工業全体の売上高の47.31%を占めた。
9月は輸出も好調で、前月に比べ大幅に増加した。同協会がまとめた自動車完成車企業の輸出情況によると、同月の輸出台数は3万500台で前月比38.98%増加し、前年同月比では36.74%減少した。1-8月の累計輸出台数は21万7400台で、前年同月比57.17%減少した。輸出の減少幅が上半期よりやや縮小したとはいえ、自動車輸出は全体としてなお低迷状態を脱していない。
「人民網日本語版」2009年10月14日 |