税関総署は14日、今年1-9月の輸出入に関する情況を発表した。税関がまとめた統計によると、同期の対外貿易輸出入額は1兆5578億2千万ドルで、前年同期比20.9％減少した。うち輸出額は8466億5千万ドル（同21.3％減）、輸入額は7111億7千万ドル（同20.4％減）。貿易黒字は累計で1354億8千万ドルとなり、同26％減少した。

9月単月の輸出入額は2189億4千万ドルで、前年同月比10.1％減少し、前月比では14.2％増加した。輸出入ともに1千万ドルの大台を突破し、輸出額は1159億3千万ドル（前年同月比15.2％減、前月比11.8％増）、輸入額は1030億1千万ドル（前年同月比3.5％減、前月比17％増）だった。輸出の減少幅が今年最小を記録した。

主要貿易相手先との二国間貿易をみると、1-9月の貿易相手先トップは欧州連合（EU）で、二国間貿易額は2600億5千万ドルに達し、前年同期比19.4％減少した。2位は米国で貿易額は2118億8千万ドル（同15.8％減）、3位は引き続き日本で貿易額は1622億2千万ドル（同20％減）だった。

輸出製品のうち、労働集約型製品の減少幅が小さくなった。税関の統計によると、1-9月の労働集約型製品の輸出減少幅は、同期の輸出全体の減少幅（21.3％）を下回った。うち衣類・衣類関連製品の輸出額は785億4千万ドルで前年同期比10.2％減少し、繊維紡績・織物製品は431億ドルで同13.7％減少し、靴類製品は208億9千万ドルで同5.6％減少した。

輸入製品のうち、主要大口製品の輸入量がいずれも増加した。うち鉄鉱砂の輸入量は4億7千万トンで前年同期比35.7％増加し、平均輸入価格は1トンあたり77.7ドルで同45.5％低下した。原油は1億5千万トンで同8.2％増加し、平均輸入価格は1トンあたり401.1ドルで同48.6％低下した。

「人民網日本語版」2009年10月15