国家統計局が22日に国務院新聞弁公室で発表したデータによると、前3四半期の中国経済は前年同期比7.7%増、なかでも第3四半期は8.9%成長となった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
前3四半期の消費者物価指数(CPI)は同1.1%減だったものの、9月は前の月よりも0.4%上昇した。生産者物価指数(PPI)は同6.5%減だったものの、9月は前の月よりも0.6%上昇した。中国の全社会固定資産投資は同33.4%増と去年同期比6.4ポイント伸びた。社会消費品小売総額は同15.1%増、価格要素を差し引くと同17%増だった。一定規模以上の工業企業(国有企業または年売上高500万元以上の非国有企業)は同8.7%増で、なかでも第3四半期は同12.4%と高い伸びを示した。都市部と農村部の住民所得はそれぞれ10.5%と9.2%増加した。最終消費の経済成長への貢献度は4ポイント、投資の貢献度は7.3ポイントに上がり、純輸出の貢献度はマイナスだった。
国家統計局の李暁超報道官は、バスケット計画が著しい効果をあげ、経済の安定回復が勢いを増し、総体的な状況は積極的な方向に向かっているとし、「今年の目標である国内総生産(GDP)8%成長を確保できる。懸念はないと言い切れる」と自信をみせた。
「人民網日本語版」2009年10月22日 |