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消費のレベルアップは中国経済の必然 |
発信時間: 2009-11-12 | チャイナネット |
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収入の増加が消費のレベルアップの原動力に 2009年末、中国の1人当たり平均GDPは3500ドルに達する見通し。消費のレベルアップのプラットフォームはすでに整い、30年間蓄積されてきた財産は今後数年の中国の消費増加を支えることになる。以下に先進国の消費のレベルアップの法則をまとめてみた。 1960年から1980年までは西側の先進国の経済が急速に発展した時期で、1人当たり平均GDPは3000ドルから1万ドルに増加し、国民の消費構造にも大きな変化が現れた。1人当たり平均GDPが同水準にある国の消費構造においては同様の特徴が見られた。米国、日本、旧西ドイツ、フランス、英国の先進国5カ国を例に、以下の法則をまとめた。 1人当たり平均GDPが3000ドル、4000ドル、5000ドル、6000ドル、1万ドルとなる過程で、衣食の消費支出が消費全体に占める割合は大きく低下し、家具、家庭用設備の消費支出も低下した。住宅や家賃、燃料費、医療保険、自動車、交通、通信、レジャー・娯楽などの消費は大幅に増加。中でも中国人の消費習慣は日本人に比較的近く、1人当たり平均GDPが4000ドルから5000ドルになった時、自動車の消費支出が大幅に増加し、5000ドルから6000ドルの時には交通・通信の消費支出が急増する。 実質金利の低下が消費を促進 実質金利の低下に伴い、2010年の消費は約20%増加し、実質伸び率は17~18%となる。2010年の消費者物価指数(CPI)は3.5~4%、1年期預金金利は2.52%、実質金利はマイナス1.48%となる見通し。また、2009年のプラス金利と比較し、2010年のマイナス金利は消費を直接促進することになる。 「チャイナネット」 2009年11月12日 |
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