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地域経済の一体化には、「10+3」が最良の選択肢 |
発信時間: 2009-11-11 | チャイナネット |
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中国新聞網のインタビューに応じる中国国家発展改革委員会対外経済研究所の張燕生所長
中国国家発展改革委員会(発改委)対外経済研究所の張燕生所長は9日、中国新聞網のインタビューに応じ、APEC(アジア太平洋経済協力)に関する問題について答えた。張燕生所長は、中国にとって、地域経済の一体化を実現させるには「10(ASEAN)+3(中日韓)」が最も経済効率が高い選択肢だと話す。 「中国側はサミット前、今回のサミットがボゴール目標を達成するであろう最初の年に開かれ、地域経済の一体化を実現させる必要があると提起したが、これについての考えは」という質問に対して、張燕生所長は次のように述べた。 危機が過ぎてから地域化と現地化が加速することが予想され、これらの問題について中国はさまざまな提案がある。 1つ目はAPEC、開放型地域主義。アジア太平洋自由貿易協定(FTA)には、米国、オセアニア、アジアが含まれ、範囲が非常に広く、世界最大の経済体、第2の経済体があれば、最大の発展途上国、第2の発展途上国もこの地域にあるため、APECは一つの開放型地域主義といえる。APECのほかに、この地域の経済一体化には範囲がやや狭い「10+6」の案もある。つまり、ASEAN10カ国、中日韓、さらにはオーストラリア、ニュージーランド、インドが含まれる。そして、ASEAN10カ国と中日韓の「10+3」の案がある。これは東アジアへの回帰である。また、ASEANと中国、ASEANと日本、ASEANと韓国といった「ASEAN+1」や、「中日韓」もある。中日韓自由貿易協定については、すでに産学官連携の研究段階に入っている。全体的に見てみると、異なる地域一体化の方法と異なる範囲があり、北京の交通と同様、第二環状道路や第三環状道路、第四環状道路というように構成され、この中で各経済体の力点は異なる。 全体で言えば3つの面がある。 1. 正常化。まず自身の経済と貿易を正常化し、WTOの原則が異なる地域においてより広く応用されるようにする。 |
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