中国最大の自動車グループである、上海汽車工業(集団)総公司の陳虹・副董事長(上海汽車集団股フェン有限公司総裁)は23日、広州モーターショーに出席し、上海汽車の自動車販売台数が今年中に265万台に達し、スズキとフィアットを超えて、世界8位の自動車グループとなる見込みだと表明した。
陳氏は「上海汽車の今年1-10月期における自動車販売台数は217万台で、今年中に265万台に達する見込みだ。この業績により、上海汽車はスズキとフィアットを超え、世界8位の自動車グループとなる。世界的な金融危機の影響で、多国籍自動車会社の多くは今年、経済効果があげられなかった。一方、上海汽車集団は今年、販売台数が大幅に増加しただけでなく、経済効果も増加した。上海汽車集団の今年度の収益能力は、世界的にもトップレベルにある」と述べた。
陳氏はまた、「国が今年打ち出した自動車産業振興計画、小排気量車の減税、農村への自動車普及計画により、国内の自動車消費力が開発された。国産自動車販売台数は今年、1340万台に達する見込みだ。国内の車市場は来年も10%以上の成長を保持すると見られ、うち、乗用車の成長は15%に達するだろう。今後数年間、中国の車市場は引き続き比較的早いレベルで成長すると見られる。2014年には、国内の自動車年間生産・販売台数は2000万台に上る見込みだ。うち、上海汽車の生産・販売台数は400万台にのぼり、市場シェアの20%を占めるだろう」と指摘した。
上海汽車集団は中国最大の自動車販売台数を誇る自動車グループだ。主に乗用車、商用車、自動車部品の生産、販売、開発、投資、関連自動車サービス貿易、金融業務を手がける。上海汽車は2008年、182万6千台以上を販売し、国内の自動車集団ランキングで引き続き1位を保持した。2009年、同集団は前年度の合併・販売収入248億8千万元により、フォーチュン誌の発表する「世界500強企業」に359位で5回目の入選を果たした。
「人民網日本語版」2009年11月24日 |