フォルクスワーゲン(VW)中国は11月末に広州で開催予定の第7回中国国際モーターショーに輸入車をはじめ、上海VWや一汽VWの車種を盛大に登場させる。その規模は今回の広州モーターショーで最大を誇る。VWは現在の中国における19%の市場シェアを拡大し、1年で販売店を2倍近く増やしたい考えだ。中国新聞網が伝えた。
VWの昨年の中国での売上高は140億ユーロ、それが今年は約200ユーロに達する見通しで、VWにとって中国市場は最大の市場となった。
VWによると、広州モーターショーでは一汽VWの「ゴルフGTI」と上海VWの「ティグアン」といった重量級新型モデルのベールがはがされる。VWの高性能モデルの代表作といわれるゴルフGTIは第一代の誕生以来、世界の自動車ファンを魅了してきた。この車種はまもなく中国で生産される予定で、中国での公開は広州モーターショーが初めてとなる。一方、ティグアンはVWの小型SUVで、今回発表される国産ティグアンは上海VWとドイツVW本社が協力開発したもの。もとの原型を残すと同時に中国市場の特徴を考慮して外観や機能などの面で改良が加えられた。モーターショーでは国産ティグアンの中国名も発表される。この2車種の新型モデルはVWにとって中国の自動車市場での切り札となる。
「人民網日本語版」2009年11月23日 |