第7回広州国際汽車展覧会(広州モーターショー)がまもなく開幕する。国内三大モーターショーの一つとして毎年一度開催される同ショーは、国内自動車市場の晴雨計であり、バロメーターとなっている。昨年と異なり、国の一連の自動車消費拡大政策に後押しされて、今年の中国自動車市場は力強く成長しており、出展企業側の期待も大きい。新華社が伝えた。
同ショー組織委員会の秘書長(事務局長)を務める中国国際貿易促進委員会汽車(自動車)分会の王侠秘書長が22日述べたところによると、今年と去年の広州モーターショーは「氷と炎が錯綜する」といった言葉で形容することができる。出展情況をみると、今回は展示面積、展示規模、お目見えする新車の数量がいずれも過去最高を記録した。
王秘書長によると、これまでの広州モーターショーは展示と販売促進活動とが結びつき、少なからぬブースを現地のディーラーが占めていた。だが今年は違う。第一に、業界のバロメーターである国際大手がいずれもメーカーとして大挙して参加し、フォルクスワーゲン(VW)、フォード、ゼネラル・モーターズ(GM)、トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、BMW、ベンツ、ボルボ、ポルシェ、ベントレー、インフィニティといった世界的に有名なブランドがこぞって出展する。上海、長安、奇瑞、吉利、長城、比亜迪などの国内企業は最新の独自ブランド車を出品する。ルノー、アストン・マーティン、東風乗用車などのメーカーも初めて参加し、同ショーのブランド布陣はより充実したものになった。
第二に、今回のショーでは新車は初お目見え車の数が過去最高に達する。23日のメディア公開デーには50件の記者会見が行われる。世界、アジア、中国で初めて公開される車は約70車種、コンセプトカーは32車種に上る予定だ。
「人民網日本語版」2009年11月23日 |