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中国の独自ブランド車、市場シェアで44%超に
発信時間: 2009-11-27 | チャイナネット

中国の自動車メーカーは将来への自信に漲っている。今回の広州モーターショーに上海汽車、東風汽車、長安汽車などの国内メーカーは全シリーズを出品、その意気込みが見て取れる。上海証券報が伝えた。

奇瑞汽車は高級ブランド「瑞麒(RIICH)G5」を2車種、比亜迪汽車も戦略的なグレードアップを図ったGシリーズの新型車「G3」を出展した。比亜迪は国内で最も人気のあるミドルクラスカーの市場に乗り出す構えだ。上海汽車はMGブランドを大々的にお披露目し、グローバル市場への進出を宣言した。

自主ブランドは2009年の自動車市場で最大の勝者だった。中国自動車工業協会の最新統計によると、1-10月にかけて自主ブランドの乗用車の売上は突出し、市場シェアで1位をキープ。売上台数は計362万800台で、売上台数全体の44.21%にのぼった。なかでも自主ブランドのセダンは171万6600台を売り上げ、セダンの売上台数で29.13%を占めた。

東風乗用車公司の李春栄副総経理は「現在、東風ブランドのセダン『風神』の売上が非常に好調で、発売以来この4カ月毎月3000台以上売れている」と話す。

今年、自主ブランドが人気の理由として李副総経理は、第一に政策支援、第二に金融危機で抑圧された購買力が今年爆発したこと、第三に硬直的需要が増加したこと、をあげる。

売上台数が伸びたほかに、広州モーターショーで自主ブランドはいずれも高級車の戦略構想に余念がなかった。奇瑞汽車の副総経理と麒麟汽車の総経理を兼ねる楊波氏は、「今回公開したRIICHは奇瑞が12年の発展を経てミドルクラスやハイクラスの方向に邁進する第一歩。これも長期計画を練っている」と話す。

「人民網日本語版」2009年11月27日

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