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トヨタ「中国販売車のフロアマットには問題なし」
発信時間: 2009-11-27 | チャイナネット

 トヨタ自動車は「フロアマット事件」の解決方法をついに探り当てた。トヨタは今月25日、フロアマットがアクセルペダルに引っかかる問題があるとして今年9月以降に米国で回収(リコール)した自動車426万台について、来年から無償でアクセルペダルの交換を行うと発表した。これを受けてトヨタ中国法人は、中国では厚みのあるフロアマットは生産しておらず、こうした問題が起きる可能性はないと説明した。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。

 トヨタが米運輸省に提出した報告によると、トヨタは来年1月から、ディーラーを通じてアクセルペダルを短くする改修を行うほか、新たにアクセルペダルを開発して問題のあるものと取り替えるという。新しいアクセルペダルは来年4月以降に提供がスタートする見込み。またトヨタは一連の問題ある車両について、別のブレーキシステムを追加搭載し、万が一の自己を防ぐとしている。

 トヨタ中国公関部の劉鵬副部長によると、中国ではこれまでトヨタの自動車がフロアマットによる事故を起こしたケースはなく、関連する苦情も受けていない。その原因は、米国で販売されるトヨタ車に使用されるフロアマットはトヨタ北米法人が生産したもので、中国で販売されるトヨタ車のフロアマットは中国の企業が生産し、北米産ほど厚みがないものだからだ。だが消費者に対しては、正規品のフロアマットを使用し、正しく使用するよう注意を促したいという。

 年初以来、トヨタは大規模な回収の記録を相継いで更新してきた。8月23日には中国の合弁会社2社--一汽トヨタと広汽トヨタが共同で小型車68万8300台を回収し、中国で2004年に自動車回収制度が実施されて以来、1回あたりの回収台数が最も多い回収となった。また今月24日には、米国で販売した2000-2003年バージョンのピックアップトラック「タンドラ」11万台を回収した。

 「人民網日本語版」2009年11月27日

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