ロールス・ロイス社はこのほど、今月23日に開幕する2009年中国(広州)国際自動車展覧会(広州モーターショー)で、中国華南地域で初めて新型高級セダン「ゴースト」をお目見えすると発表した。既存の「ファントム」シリーズに比べて、ボディはよりコンパクトになり、一層軽快さが加わり、ドライバーにやさしい設計となっている。販売価格は399万元。「国際金融報」が伝えた。
ロールス・ロイス社の関係者が今月、上海と杭州(浙江省)を相継いで訪れ、同社のグレーターチャイナエリアの鄭津蘭ゼネラルマネージャーは「2009年初め、上海モーターショーで名前を発表して以来、上海や浙江省ではゴーストに高い関心が集まっていた。ゴーストの購入者に占める上海と江蘇・浙江両省との割合はほぼ同じだ」と話す。
ロールス・ロイスの昨年の販売台数は1212台で、うち中国が約10%を占め、中国は一躍同社の4番目の市場に躍り出た。中国シェアのうち、約4分の1を上海が占めた。
同社によると、ゴーストは英国グッドウッドで生産が始まっており、中国での第一期受注分は2010年第2四半期(4-6月)に引き渡しが完了する見込み。受注分の生産に向けて、同社は年内にも生産現場の人員を50%増員する予定だ。
「人民網日本語版」2009年11月16日