上海汽車工業(集団)総公司が明らかにしたところによると、今年1-10月、同社の完成車販売台数は218万8千車に達して前年同期比51%増加し、主要経済指標が軒並み好調という成長ぶりを示した。同期の売上高は3千億元を突破して同20%以上増加。世界企業上位500社への5回目のランク入りも果たし、今年第1-第3四半期(1-9月)の売上高増加率は全国の業界平均を13ポイント上回った。
今年3月以来、国内自動車市場は急速に回復に向かい、成長傾向が明らかになった。上海汽車はこの好機を素早くつかみ、市場を開拓すると同時に、独自ブランドの開発に力を注いだ。特に「自主刷新、内外結合、2本脚で進む」を原則として、関連部門の支援を受けながら、新エネルギー自動車の産業化に全力を注ぎ、重要部品の産業チェーンを構築したことが注目される。年初以来、関連プロジェクトの開発ペースが徐々に速まっており、これまでに「栄威750」シリーズのハイブリッド車プロジェクトで15台のサンプル車を完成させたほか、「栄威500」シリーズのプラグインハイブリッド車プロジェクトも動力システムの技術プランが確定し、来年5月をめどに性能サンプル車の第1号を完成させる見込みだ。純電動車プロジェクトでは性能モニターサンプル車第1号が完成。燃料電池システム、車載用電機製品、電力・電子機器、電動パワーステアリング、電力空調システムといった新エネルギー車の重要部品プロジェクトも、現在着々と進められている。
「人民網日本語版」2009年11月20日 |