中国商用飛機有限責任公司(中国商飛)の組立て製造センターが、上海の浦東新区に建設されることが18日に決まった。同センターは2016年には、大型旅客機「C919」を年間20機、コミューター機「ARJ21」シリーズを年間50機製造することが可能となる。新華網が18日に伝えた。
中国商飛公司は、国産大型機重大プロジェクトのうち、大型旅客機プロジェクトの主力であるとともに、幹線飛行機・コミューター機の開発を統合し、民用飛行機の産業化を実現する主要公司となっている。同公司は発展計画に基づき、上海で本部基地および「設計開発」、「組立て製造」、「顧客サービス」の三大センターを建設する。うち、「設計?開発センター」はすでに浦東張江ハイテクパークで建設が始まっており、本部もすでに浦東陸家嘴金融貿易区に移っている。
三大センターの一つである「組立て製造センター」は、浦東基地と大場基地の2つから構成される。18日に合意が調印された浦東基地は今年12月末前に建設が始まる予定。敷地面積は4000ムー(1 ムー約 667 ?) 、延床面積は115.4万平方メートル。物流区、部品生産区、組立て区(部分・全体)、塗装区、テストフライト・納品区、事務・総合技術区、発展区の8つの部分からなる。
組立て製造能力は、国産コミューター機および大型旅客機の開発成功・商業化成功に向けて定められた5大核心能力の1つだ。浦東基地では今後、▽組立て製造能力▽テストフライト?納品能力▽調達およびサプライヤー管理能力▽要となる部品の製造能力▽メンテナンス・改装能力▽新技術、新材料、新技術開発・応用能力--を重点的に高めていく。
「人民網日本語版」2009年11月19日 |