火鍋チェーンを経営する小肥羊はこのほど公告を出し、協力パートナーに日本直営店の全株式を売却すると発表した。取引が完了すれば、小肥羊本社と日本法人とは特許経営合意を結び、本社が日本法人に日本でのレストラン経営に関する独占的特許経営権を付与することになる。「北京商報」が伝えた。
小肥羊の李麗嬋総裁助理(社長補佐)によると、日本法人への株式売却は、主として企業全体の経営戦略の調整のためだ。国際市場では、今後はフランチャイズ方式を中心として直営店方式を徐々にやめ、国内店舗の経営に最も大きな力を注いでいく。
小肥羊は大陸部、香港、日本、米国、カナダなどにレストラン約350店舗を構えており、4年連続で中国の最も価値あるブランド500選に選ばれた。2008年のブランド価値は60億2200万元とされ、中国料理チェーン業界のトップブランドとなった。
同社の楊耀強・首席運営官によると、小肥羊は08年にチェーン店と直営店との一体化戦略をスタート。同社が進める管理の標準化および財務の情報化の作業は加盟店ですでに行われており、現在、順調に進められているという。
規定の方針に則り、同社は今後、国際市場ではフランチャイズ方式を主とする。香港、澳門(マカオ)両地区および日本、米国、カナダ、アラブ首長国連邦(UAE)などの市場で引き続き業務を展開するとともに、周辺諸国への発展をはかる。国内市場においては一線都市では直営店方式を主に採用し、二・三線都市ではフランチャイズ方式を中心にするという。
「人民網日本語版」2009年12月2日 |