中国保険業監督管理委員会（保監会）が17日明らかにしたところによると、今年の保険業界は業績の緩やかな伸びを達成した。1-11月の各保険会社の保険料収入は累計1兆216億7600万元に達して前年同期比11.65％増加し、初めて1兆元の大台を突破した。うち損害保険業務の保険料収入は2640億1800万元（同22.28％増）、生命保険業務は7576億5800万元（同8.37％増）だった。

今年の保険業界では主体的な構造調整が行われた。同期の個人向け保険代理業務は同15.79％増加し、生命保険業務全体の44.28％を占め、割合が前年同期比2.83ポイント上昇した。銀行や郵便のネットワークを利用した保険業務（「銀郵代理業務」）は同4.53％増加して、生命保険業務全体の47.75％を占め、割合は同1.77ポイント低下した。保障機能をもつ一般の生命保険業務と配当金が分配される生命保険業務とが生命保険会社の業務全体に占める割合は76.93％に達し、投資収益に連動するタイプの保険（「投資連接険」）や配当と投資収益の「一挙両得」をねらう投資タイプの保険（「万能険」）の割合が大幅に低下した。

また保険業務のリスク予防力が一層高まり、1-11月の生命保険各社の解約率は同0.24ポイント低下の3.23％にとどまった。

「人民網日本語版」2009年12月18日