国家質量監督検験検疫総局は14日に発表した公報の中で、2008年の全国31省・自治区・直轄市の製造業品質競争力指数を発表した。上位には三大経済圏(珠江デルタ地域、長江デルタ地域、北京・天津・河北省からなる京津冀地域)の省・自治区・直轄市が並んだ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
今回は全国31省・自治区・直轄市のうち、25カ所で指数が上昇した。85以上の高い指数を達成したのは、広東省、江蘇省、北京市、上海市、天津市、浙江省の6カ所。80を越えたのは20カ所で、07年に比べて5カ所増加した。
このほか、より広い地域ごとの指数も発表され、東部地域は前年より0.22ポイント、中部地域は同0.73ポイント、西部地域は同1.04ポイント、それぞれ上昇した。東部地域は引き続き全国トップで、中・西部地域は競争力が大幅に強まった。新疆ウイグル自治区、寧夏回族自治区、青海省、甘粛省、貴州省、内蒙古自治区、広西チワン族自治区などの国境地域・少数民族地域では、指数が3年連続で緩やかに上昇し、発達した地域との開きがさらに縮まった。
品質競争力指数は特定の数学的手法により算出されるもので、中国製造業の品質競争力の総合的な水準を反映する経済の技術的指標だ。統計の対象となるのは主に大・中規模の工業企業。なお今回の公報の各種統計には、香港・澳門両特別行政区と台湾地域のデータは含まれていない。
「人民網日本語版」2009年12月15日 |