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開発進む国産大型機 「C919」5年後に大空へ
発信時間: 2009-12-24 | チャイナネット

▽2015年には大空へ

中航工業商用飛機有限責任公司が発表したところによると、国産機C919の当初計画では、2014年末から2015年中頃にかけてのテスト飛行達成と2016年の市場投入を予定しているという。

同公司の金壮竜総経理によると、2009年は同機プロジェクトの「開発年」および発展前段階にあたり、年内に設計・開発の5つの任務を達成する予定だ。具体的には▽C919の実行可能性研究(FS)の報告書を完成させる▽国内・海外のサプライヤー向けに入札書などの入札関連作業を進め、サプライヤーを基本的に確定する▽初期の総合技術プランの評価審査作業を完了する▽技術総合プラン、組立対応プランの第一稿、技術設計規範を完成させる▽展示サンプルの技術的準備、機体先頭部の物理サンプル機の製造、初歩的なデジタルサンプル機の作成、機体全体の標準規範システムプランを完成させる、の5任務だ。

航空機製造の規律に基づけば、発展前段階には2年ほどが必要で、その後の約5年間に詳細な設計、全面的な製造、航空許可証の取得といった段階に入るのが一般的だという。

▽産業構造が基本的に形成

今年5月、中航工業商用飛機有限責任公司と国内の第一期サプライヤー9社が了解覚書に調印した。今後は主脚、ハッチ、主翼といった大型機の機体製造に関わる協力を展開する予定だ。ある専門家によると、サプライヤーの選定は大型機プロジェクトが牽引する国内民用航空産業の布陣が徐々に形成され始めたことを意味する。

今年3月に同プロジェクトは公開入札を行い、国内の優れたサプライヤーを選んだ。入札は大陸部の各種所有制の企業や香港、澳門(マカオ)、台湾地区の企業に向けて行われた。C919は国内で初めてメディアを通じて潜在的サプライヤーに情報を配信し、公告を打ち出し、公開で入札を行い、サプライヤーを選定した航空機となった。

これまでに決定した主な国内サプライヤーは西安、瀋陽、成都といった国内の主要航空機製造拠点にある企業で、航空製造に関連をもつ国有系企業も含まれている。香港、澳門、台湾地区の企業と大陸部の民間企業も含まれる。

ある専門家の指摘によると、中国の大型機発展プロジェクトには、一つの航空機の成功というだけでなく、産業のグレードアップを促し、ひいては経済の発展を後押しするのにプラスになるという大きな意義がある。また投資主体の多様化を推進し、民間資本をはじめとする各種資本の参加を奨励し、市場の活力を活性化させるのにもプラスになる。

「人民網日本語版」2009年12月24日

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