北方地域はこのほど近年でもまれな豪雪に見舞われ、発電所の石炭消費量や生活用の石炭使用量が増加しており、こうした事態を受けて国内の石炭価格が高値を維持している。

4日には石炭の主要集散地である河北省秦皇島港で、発熱量4500キロカロリー、5千キロカロリー、5500キロカロリー5800キロカロリーの各種石炭価格がいずれも20％以上上昇し、うち4500キロカロリーは前年同日比29％、前月比1％、それぞれ上昇した。また山西優混炭（発熱量5500キロカロリー）の最新の週平均価格は昨年11月末比17.46％上昇し、ふたたび業界の予測を超える上昇幅をみせた。中国煤炭（石炭）協会の姜智敏副会長によると、輸送ネットワークの構築の加速、特に鉄道建設の加速が、石炭の需給問題を解決する根本的なルートになったという。

「人民網日本語版」2010年1月5日