検索エンジン大手の「百度」は6日、動画サイト運営会社を設立することを宣言し、高画質動画分野への進出を明らかにした。百度によると、新企業のCEOには12580.com(チャイナモバイルが提供するモバイル総合情報プラットフォーム)の元総裁兼COO、コン宇氏を招いたという。
中国の動画サイトの競争は非常に激しいものとなっている。すでに4大ポータルサイト全てが同業界に進出しているほか、海外の動画サイトも2010年から競争の仲間入りをする予定だ。これまで、「優酷」「土豆」「酷6」など、民営の動画サイトが市場の一部を独占していたが、利益発掘の余地は依然として残されている。
百度マーケット・ビジネス開拓副総裁の任旭陽氏は、「動画サイトは百度の今後における重要な発展戦略の一つとなっていくだろう」と述べる。
業界関係者は、「中国最大の検索エンジンである百度は、技術およびユーザー数において極めて大きなメリットを持っており、このことは新たなネット動画企業の業務発展においても有力なサポートを提供するだろう」と述べる。「北京商報」が7日に伝えた。
「人民網日本語版」2010年1月8日