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中国のアウトソーシング業(2)現地ニーズがパワー
発信時間: 2010-01-08 | チャイナネット

 ▽「中国でアウトソーシング」、現地ニーズが飛躍へのパワー

 ここ数年の中国アウトソーシング産業の急速な発展の原因を分析する場合、国内需要の拡大を無視するわけにはいかない。

 軟通動力信息技術有限公司の劉天文董事長(会長、最高経営責任者(CEO)を兼務)は国内需要の重要性について次のように述べた。金融危機の影響を受けながら、軟通は2009年に成長率60%を達成した。成長の主な原因は国内市場にある。過去数年間、業務の主軸は対外需要にあったが、ここ2年ほどの国内市場の力強い伸びを受けて、現在では国内需要と対外需用とが半々を占めるようになっている。

 実際、こうした傾向は08年にすでに現れていた。工業情報化部がまとめた関連の報告によると、08年には国内のソフトウエア・情報サービスアウトソーシング産業において、国内業務が占める割合が77.1%に達し、華東地域、華南地域、華北地域という3つの経済圏が主な業務発注元となっていた。

 あるアナリストの分析によれば、中国経済の現在の発展段階をみると、工業化と情報化の融合、製造業のグレードアップ・世代交代、サービス業の勃興などを受けて、ソフトウエアやサービスのアウトソーシングニーズが大量に発生し、このことが中国のアウトソーシング産業の飛躍にとって得難いチャンスを提供しているという。

 「2009年アウトソーシング産業発展報告」によると、将来の発展期において、中国のソフトウエア・情報サービスアウトソーシングの国内市場が産業全体に占める割合がますます拡大し、発注と受注の奨励という両面政策に誘導されて、国内市場の潜在力がますます発揮される見込みだ。

 「中国でアウトソーシング」とは、中国の巨大な国内需要市場が中国のアウトソーシング企業にとって着実な後ろ盾となるだけでなく、国際アウトソーシング大手の争奪戦の対象にもなるということを意味する。実際、タタなどのインドの大手がすでに中国に進出しており、競争の布陣を調え、中国企業とともに市場チャンスを獲得しようと狙っている。

 こうしたことを受けて、あるアナリストは、中国は今後、国際ソフトウエアアウトソーシング産業の主戦場の一つになると予測する。

 パイオニア的存在の中国のアウトソーシング企業は海外進出にも着手した。世界規模で業務を受注すると同時に、チャンスをとらえて欧米などのアウトソーシング企業を合併買収し、グローバルな布陣を調えようとしている。

 マイクロソフトの張亜勤グローバル副総裁は中国アウトソーシング業の発展に信頼を寄せ、「現在、中国のソフトウエアアウトソーシング産業は飛躍的発展という重要な段階にある。自身の発展と迅速な合併買収行為を通じて、今後数年の間に、従業員数が1万人を超えるアウトソーシングの旗艦的企業が少なくとも5社は誕生するに違いない」と話す。

 「人民網日本語版」2010年1月8日

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