清科研究センターがこのほど発表したデータによると、2009年には中国企業の株式上場をめぐる情況が目立って改善し、上場企業数や資金調達額は前年を大幅に上回った。世界では新規株式公開(IPO)をめぐって中国企業の動きが注目点となり、中国企業の上場・資金調達では香港市場が主要な舞台となった。
海外の資本市場13カ所と国内の資本市場3カ所とをあわせて、09年には中国企業176社が上場を果たし、資金調達額は546億5千万ドルに上り、1社あたり平均3億1100万ドルの資金を手にしたことになる。08年に比べて、上場企業数は63社増加し、調達額は2.5倍に増加。うち海外9市場で上場したのは77社で、調達額は271億3900万ドルに上り、全体の49.7%を占めた。前年に比べて上場企業数は40社増加し、調達額は3.92倍となった。国内3市場には99社が上場し、調達額は275億1100万ドルに達して、全体の50.3%を占めた。
176社のうち、77社(前年比43.8%増)がベンチャー投資や私募投資を集め、調達額は156億2500万ドル(同28.6%増)に達した。うち海外上場企業は30社で調達額は108億1300万ドル、国内上場企業は47社で調達額は48億1100万ドルだった。
「人民網日本語版」2010年1月7日 |