拉薩(ラサ)で開催中の西蔵(チベット)政治政協第9回会議で、チベットでは今年も「万村千郷市場プロジェクト」を推進し、商品の購入が難しい農牧民の問題を解決するため、広範な農牧地域に400の商店を建設することが明らかになった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
チベット第9回政協委員で自治区商務庁の馬相村庁長によると、チベットでは今年、大中型流通企業の誘致によってチェーン店を展開し、農牧地域の小売店にチェーン経営方式の参加を奨励、新たに400店舗増やし、豊富な品揃えで、信頼性ある品質、農牧民の生活に密着した商品を農牧民の玄関口まで届ける考えだという。
チベットでは近年、「万村千郷市場プロジェクト」の建設を突破口に、農牧地域の商品市場システムを整備し、消費を育成・発掘してきた。すでに1244の商店が改造されたり新たに建設され、県・郷・村には商店がそれぞれ70%、60%、30%まで普及している。
同プロジェクトがチベットで実施されて以来、農牧地域の消費は刺激され、昨年は社会消費品小売総額が155億元に達し、初めて農牧地域の消費増加幅が都市を上回った。
「人民網日本語版」2010年1月14日