中国聯通は西蔵(チベット)自治区政府と6日、戦略的協力枠組合意に調印した。これを受けて聯通は今後5年間、18億元を投入して同自治区の国民経済・社会の情報化建設事業を全面的に支援することになった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
合意に基づき、同自治区と聯通は今後、「3網融合」(電気通信網、放送網、インターネット網の統合)の促進、情報サービス産業チェーンの育成推進などで、深いレベルの協力を展開していく。また同自治区の電気通信インフラへの投資を拡大し、電子政府、中小企業の情報化、産業の情報化、農村の情報化などの重点分野で協力を展開し、「安定した西蔵、調和した西蔵、ややゆとりのある西蔵、生態に配慮した西蔵」(平安西蔵、和諧西蔵、小康西蔵、生態西蔵)を目標として情報化ネットワークの構築に力を入れていく。
聯通の陸益民総経理によると、総合通信サービスのキャリアとして、聯通は西蔵を主要な戦略パートナー自治区であり、業務発展の重点支援地域であると考えており、協力パートナーを積極的に引き入れ、地方経済の発展にサービスを提供し、帯域幅や光ファイバーネットワークなどでの後発組としての優位点を十分に活かして、同自治区の情報化社会建設を支援し、西蔵経済の持続的で急速な成長に新たな貢献をしていきたいと考えている。
「人民網日本語版」2009年12月7日 |