中国連合通信(中国聯通)は10日、今年10月30日に米アップル社製のスマートフォン「iPhone」が中国で販売を開始して以来、出荷台数は10万台を超えたことを明らかにした。iPhone購入者で、中国聯通と2年間の使用契約を結んだ第三世代移動通信規格(3G)利用者は、購入者全体の71%を占めたという。中新網が伝えた。
iPhoneの3GSバージョンは、世界最速・最強のiPhoneだ。多彩で斬新な機能を備え、より高速度、より高性能になり、バッテリーも一層長持ちするようになり、300万画素のオートフォーカスカメラのほか、簡単な動画撮影機能、ハンズフリー機能なども搭載されている。アップル社のアプリケーションダウンロードサービス「AppStore」では、エンターテインメントからコミュニケーション、財務プランから健康管理まで、あらゆる応用サービスを提供しており、これまでに世界中で行われたダウンロードは20億回を越えた。中国版iPhoneには中国聯通の3Gブランド「沃」が搭載され、検索、テレビ電話、音楽、新聞、電子ブック、営業サイトなどが利用でき、国内の利用者に歓迎されている。iPhoneの販売台数も緩やかに増加中だ。
中国聯通の常小兵董事長(会長)は「iPhoneの中国市場進出は大成功だった。利用者の反響を嬉しく思う。中国聯通の世界最大規模かつトップクラスの速度を誇るWCDMAネットワークを利用して、国内285都市の消費者に革命的なiPhone製品と前代未聞の多彩な3G業務を提供できることをうれしく思う」と話す。
現在、中国聯通が国内利用者向けに販売するiPhoneには3Gバージョンと3GSバージョンがあり、機種は現在5種類に上る。
「人民網日本語版」2009年12月11日 |