中国工業・情報化部の奚国華副部長は、先日開催された「第10回中国ワイヤレス技術と応用大会」の席上で、「3G発展の強化は、ワイヤレス産業発展の重点であり、3G市場はすでに全面的な成長段階に入っている。3G産業は3年以内に1兆元の消費をけん引する見込みである」と述べた。
中国聯通(チャイナユニコム)の商用3Gサービスが今日から全国で実施されることになっている。中国のその他の二大通信キャリアである中国移動(チャイナモバイル)と中国電信(チャイナテレコム)はすでに3G商用サービスを先行実施しており、中国聯通の3Gサービスの全国的な実施は、中国が全面的に3G商用時代に突入したことを意味している。
今日から、消費者が3Gサービスを利用する際の選択肢が1つ増えたことになる。中国の三大通信キャリアの3G業務にはそれぞれのセールスポイントと特徴がある。
中国聯通:最速の3Gネット アップル・iPhoneがセールスポイント
中国聯通はすでに215の国・地域でWCDMAの国際ローミングサービスを展開しており、年内に国内335都市の3Gネットワークをカバーする見通し。インターネットを利用する際の無線通信のダウンリンクは最大7.2M/秒、アップリンクは最大5.76M/秒に達しており、無線インターネットの通信速度は国内の3Gネットワークで最も速い。また、携帯電話でのインターネット利用、音楽鑑賞、テレビ視聴など多くの成熟した3Gサービスも揃っている。
先日の発表によると、中国聯通はアップル・iPhoneを導入することを計画しており、端末は10月中旬に発売される予定。補助金措置と価格設定についてはじきに明らかになる。
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