中国海洋石油有限公司は9日、南海(南中国海)の深水エリアでの探査活動が重大な成果を上げ、協力パートナーであるハスキー・エネジー社の中国子会社・哈斯基石油中国有限公司がこのほど、29-26鉱区で天然ガスの採掘に成功し、流花34-2ガス田を発見したことを明らかにした。この成果により、南海深水海域の資源の「潜在力」がより一層明らかになった。中新社が伝えた。
ある報道によると、流花34-2ガス田は、中国海洋石油と協力パートナーとが南海東部海域の珠江口盆地で発見した、茘湾3-1ガス田に次ぐ2番目の深水エリア天然ガス田だ。ガス井のある流花34-2-1は茘湾3-1ガス田の北東23キロメートルの地点に位置する。同ガス井は深さ3449メートルで、周辺海域の水深は約1145メートル。試掘では一日あたり天然ガス生産量は5500万立方フィートに達した。
ハスキー社は2010年初頭に流花34-2の発見について詳しい評価を行い、天然ガス埋蔵量の規模を確定させる方針だ。製品の割り当て契約に基づき、中国海洋石油は29-26鉱区の協力エリアでの商業的な発見について、最大で51%の権利をもつことになっている。
1996年にスタートした深水エリアでの協力プロジェクトをめぐり、中国海洋石油は深水探査開発の戦略目標を確定している。すなわち、現在から2020年までの間に、1500メートルから3千メートル規模の深水探査開発のチーム、装備、能力を徐々に積み上げ、南海深水エリアで年間石油5千万トン当量の生産能力を獲得するという目標だ。目標達成に向けて、親会社の中国海洋石油総公司は今後20年間に総額2千億元を投資して、南海の石油・天然ガス資源開発を支援する予定だ。
「人民網日本語版」2009年12月11日 |