国務院はこのほど、『皖江都市帯産業移転モデル区計画』を承認した。皖江都市帯産業移転モデル区は国の承認を得た最初の産業移転モデル区である。また、同計画の実施は国の地域協調発展戦略におけるもう1つの重要な措置であり、中部・西部地区の産業移転の新たな受け入れ方法とパターンを模索し、中部・西部地区の台頭を促進する上で重要な意義を持っている。
『計画』では、皖江都市帯産業移転モデル区を協調発展の先行区、科学的発展の試験区、中部地区台頭における重要な成長ゾーン、全国の重要な先進製造業・サービス業基地と位置づけている。計画期間は2009―2015年、重要問題については2020年までの見通しがされている。2015年までに、同モデル区の生産総額を2008年の2倍以上にし、第一~第三次産業が協調発展し、長江デルタとの分業・協力、優位性の相互補完、一体化発展を実現し、全国で重要な影響力を持つ都市帯とすることを目的としている。
皖江都市帯には合肥、蕪湖、馬鞍山、銅陵、安慶、池州、巣湖、滁州、宣城の9都市と六安市の金安区と舒城県が含まれ、人口は3058万人に及び、2008年のGDPは5818億元に上る。
「チャイナネット」 2010年1月22日 |