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電子情報製造業、09年の売上増わずか0.1%
発信時間: 2010-02-04 | チャイナネット

 工業情報化部が3日発表した統計公報によると、2009年には国内の一定規模以上の電子情報製造業の売上高は5兆1305億元で、前年比0.1%増加にとどまった。だが工業全体に占める割合は引き続き10%前後に達し、発展に向けた力がますます高まっている。

 統計データによると、昨年の一定規模以上の電子情報製造業の生産額は5兆202億元で同2.4%増加し、1-10月のマイナス局面を脱した。利益は1791億元(同5.2%増)、輸出引渡額は2兆8932億元(同5.6%減)。増加値(日本の売上高総利益に類似)は同5.3%増加し、増加率は前年を7ポイント下回った。

 国際金融危機の影響などにより、電子情報製造業の対外輸出の落ち込みが激しい。09年の輸出入額は7719億ドルで同12.8%減少し、2000年以来のマイナス成長となった。うち輸出は4572億ドルで同12.5%減少し、全国の輸出全体に占める割合は38%だった。

 投資の伸びにも落ち込みがみられた。投資額が500万元を超えるプロジェクトの投資達成額は4147億元で同17.5%増加したが、増加率は前年を15.8ポイント下回った。とはいえ、通信設備産業への投資が急速に増加して増加率が36.5%に達したほか、電子部品産業への投資も2.8%増加した。新規着工プロジェクトは4443件で同41.4%増加し、施工中プロジェクト全体の63.5%を占めた。主な対象分野は光電子工学部品、通信設備、光ファイバー・光ケーブルなど。

 「人民網日本語版」2010年2月4日

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