国外のメディアは8日、トヨタがハイブリット車の「SAI(サイ)」と「レクサス」についてもリコールする方向で検討に入ったと報じた。その一方、トヨタは数日内に日本で販売された3代目プリウスのリコールにも踏み切ることを検討しているという。その理由は、以前からささやかれていたブレーキの不具合。トヨタの販売代理店から数日内にプリウスをリコールする方針を確認した。国際金融報が伝えた。
トヨタは今この問題だけでなく、米国での問題も抱えている。報道によると、米消費者遊説団体が国会によるトヨタ自動車の安全問題の調査に対し証人になるというのだ。同団体が発表した研究報告は、トヨタがまだアクセル不具合の原因を全く見つけられず、次々とリコールしているのは、先のアクセル不具合問題の調査範囲を制限するとともに、クレーム数の増加をメディアの盛んな報道のせいにしようとしているからだと言及している。
同団体はさらに、問題のあるアクセルペダルとフロアマットの交換というトヨタが取った解決方法は単に出費を最低限に抑えるためにすぎない、とあからさまなコメントをしている。
「人民網日本語版」2010年2月9日