中国食品土畜輸出入商会茶葉分会の蔡軍秘書長はこのほど、中国茶葉の輸出が昨年30万トンの大台を突破したことを明らかにした。中国茶葉の3大輸出市場はモロッコ、ウズベキスタン、ロシア。

昨年は世界的な金融危機にもかかわらず、中国茶葉の輸出は伸びた。蔡氏によると、中国茶葉は昨年、110以上の国や地域に輸出され、輸出量は前年比2％増の30万3000トン、輸出額は同3.3％増の7億500万ドルにのぼった。なかでも緑茶の輸出が最も多く、昨年の輸出量は22万9300トン、輸出額は5億2500万ドルだった。

中国茶葉の主な輸出先は8カ国で、全体の60％以上を占める。なかでもモロッコは最大の市場で、昨年の輸出量は前年比16％増の5万8500トンだった。次にウズベキスタンで2万2000トン、ロシアは今では第3の市場となり、昨年は前年比28％増の2万1000トンを輸出した。その他の市場は順に、米国、日本、パキスタン、アルジェリア、ベニン、モーリタニアとなっている。

「人民網日本語版」2010年2月10日