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09年、中国が世界GDPを0.6ポイント押し上げ
発信時間: 2010-03-01 | チャイナネット

 

国家統計局の謝鴻光副局長は先月25日に発表された「2009年国民経済・社会発展統計公報」についてこのほど評価・説明を行い、09年の中国経済の成長が世界経済を0.6ポイント引き上げたことを明らかにした。

▽予想を超える経済成長 世界経済を0.6ポイント牽引

同公報によると、09年の中国の国内総生産(GDP)は33兆5353億元に上り、前年比8.7%増加した。この成長ペースは年度初めの目標値8%を超え、世界経済の平均成長ペースを大きく上回るもので、世界の主要国・地域の中でトップだった。

謝副局長は国際通貨基金(IMF)が発表した最新のデータを引用して次のように指摘した。09年の世界経済の成長率はマイナス0.8%となる見込みで、主要国・地域の経済は軒並み低下傾向を示した。米国はマイナス2.5%、欧州のユーロ圏はマイナス3.9%、日本はマイナス5.3%だった。振興国や発展途上国などの経済体は、ロシアがマイナス9.0%、インドは5.6%、ブラジルはマイナス0.4%だった。

中国の経済規模は世界経済の7%を占め、09年の中国経済成長率が8.7%だったことをふまえると、中国は昨年、世界の経済成長を約0.6ポイント牽引し、世界経済の低下幅を直接縮小させたことになる。いいかえれば、中国経済の急速な成長がなければ、世界経済の低下幅はより大きなものになったということだ。

厳しい情勢の下で中国経済が他国に先駆けて回復・好転を達成できたのは、国務院がタイミングをはかり、情勢を踏まえて、科学的に政策を決定し、積極的な財政政策と適度に緩和された通貨政策を堅持し、内需拡大と成長促進をめざす一連の計画や政策措置を全面的に実施し、さらに絶えず改善を加えたことが主な原因だ。

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