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エネルギー局長「エネルギーの海外依存度は思っているよりも高くない」
発信時間: 2010-03-03 | チャイナネット

両大会の開幕を前に、全国政協委員、国家エネルギー局局長の張国宝氏が記者の取材に応じ、中国のエネルギーの発展方向と関心が集まる問題について説明を行った。

 

記者:中国の原油の海外依存度は昨年50%を超え、石炭も初めて純輸入国になった。また天然ガスも大規模に輸入しているが、こうした状況はエネルギーの安全にとって隠れた危険になるのだろうか。

 

張国宝:原油の海外依存度は確かに高まったが、エネルギーの海外依存度はみなさんが想像しているほどは高くない。中国のエネルギー自給率は80%以上で、毎年8億8000万トンの原油を消費している米国は5億8000万トンを輸入しており、海外依存度は中国よりはるかに高い。また日本で消費される原油は全て輸入で依存度は100%だ。

もちろん中国のエネルギーにおける国際協力はますます多方面にわたっている。昨年に始まった中ロ石油パイプ建設は順調に進んでおり、今年10月には中国に輸送される見込みだ。天然ガスの協力ではすでに供給と価格の面で基本合意に達した。

また今年、ロシアから輸入する電力は、昨年の8億キロワット時から10億キロワット時に増加する。その他にも広東省には引き続き輸入した液化天然ガスの備蓄地を設置することにしている。

 

「チャイナネット」 2010年3月3日

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