金融情報会社・Wind資訊がまとめた統計データによると、10日時点で上海・深セン両証券取引所に上場する不動産企業34社が2009年度の年度報告を発表している。34社の売上高は1390億4900万元で前年比21.94%増加し、利益は184億4100万元で同47.91%増加した。業績の増加幅が50%を超えた企業が4割に上り、うち9社は100%を超えるという好調ぶりだった。
統計によると、34社の昨年の経営活動に伴うキャッシュフローは177億8800万元になったことに対し、前の年の2008年はマイナス253億3100万元だった。保有する現金資金は906億5500万元で同88.29%増加した。キャッシュフローは前年より大幅に改善した。また前受金は1135億3700万元で前年の2.2倍に達し、年間業績の基礎を固めた。
金地集団など4社が10日に09年度報告を発表した。金地集団の売上高は120億9800万元(同23.93%増)、利益は17億7600万元(同111.24%増)、1株あたり利益は0.78元だった。同集団は10株ごとに現金1元(税込み)を配当すると同時に、資本準備金により10株につき8株を配当した。
万科集団が発表した年度報告によると、売上高は488億8100万元(同19.25%増)、利益は53億3千万元(同32.15%増)、1株あたり利益は0.48元で、10株ごとに現金0.7元を配当した。保利地産の年度報告によると、売上高は229億8700万元(同48.11%増)、利益は35億1900万元(同57.19%増)、1株あたり利益は1.06元で、10株ごとに現金1元を配当し、また資本準備金により10株につき3株を配当した。
「人民網日本語版」2010年3月10日