オバマ米大統領、人民元切り上げで中国に圧力

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発信時間: 2010-03-12 16:44:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

オバマ米大統領は11日、米輸出入銀行の年次総会に出席し、市場メカニズムによるレート設定を目指すよう中国に要求した。オバマ大統領は、「世界経済のバランスを取り戻す必要がある。対外貿易で赤字となった国はより多くの貯蓄と輸出が必要であり、黒字となった国は消費と国内需要を高める必要がある」と強調した。

オバマ大統領はまた、米財務省は4月15日に中国を「為替操作国」であるかどうか正式に判断するとした。オバマ大統領の為替問題への言及は珍しい。

米商務省が11日に発表した報告によると、1月の米国の対中貿易赤字は12月の181億4000ドルから増加し、183億ドルに達した。対中輸出額は68億9000万ドルで17.6%減だった。

オバマ大統領は1月の一般教書演説で、5年以内に米国の輸出を2倍にし、200万人の雇用を創出するという目標を打ち立てた。あるアナリストは、金融危機により各国の購買力が低下している中、米国の輸出で最も当てにできるのは間違いなく中国であると見ている。米国の失業率が上昇する中、米政府は輸出を増やすために引き続き中国を叩くという手段をとる可能性もある。先日、米国では中国製品に対する反ダンピング、反補助金、特別セーフガード措置の適用が認められた。また、人民元為替レート問題においても、米国は中国に圧力をかけ続けている。

中国外交部の馬朝旭報道官は先日開かれた記者会見で、「人民元為替レートが米国の対中貿易赤字の主な原因になったことはない。外部からの圧力は人民元問題の解決の助けとはならない」と強調した。

「チャイナネット」 2010年3月12日

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