BRICs、農業協力の強化で合意

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発信時間: 2010-03-28 16:58:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

経済成長の著しいブラジル (Brazil)、ロシア (Russia)、インド (India)と中国 (China)の4カ国「ブリックス(BRICs)」の初回農業相会合がこのほど、モスクワで開催された。開催期間中、農業相らは世界の食糧供給の安全確保、気候変動と農業生産の関連性、農業情報と技術の交流・協力の強化などについて意見を交換し、「ブリックスの農業とその発展に関するモスクワ宣言」に調印した。

4カ国の農業相らは26日に開かれた会議で「ブリックスの人口は世界の42%、耕地面積は35.6%を占め、世界で重要な影響を持っている」との認識で一致し、農業協力を展開する主な分野について合意した。

それらの分野には、①農産物の生産、消費と人口増加に関する情報を交換すること。②食糧生産と政府による食糧調達の経験を交流し、貧困人口を対象とする食糧供給戦略の改善を図ること。③気候変動による食糧供給へのマイナス影響を抑え、気候変動に適応できる農業生産に力を入れること。④農業に関わる科学技術の研究開発と技術革新を強化することー4つの内容が含まれる。

それと同時に、農業相らは「共通だが差異ある責任」の原則に基づいて、技術の移転と普及の効果的な仕組みをできるだけ早く構築し、技術の共有を実現することにより、発展途上国も環境にやさしい先進技術を利用できるようにすることを国際社会に呼びかけた。また、農業相らは、農業協力に関する具体策の提案と進展状況の報告を行なう、常設委員会の設置で合意するとともに、2011年に第2回のブリックス農業相会議を開くことを決定した。

「中国国際放送局 日本語部」2010年3月28日

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