農業銀行が今日上場審査 史上最大IPOになるか

農業銀行が今日上場審査 史上最大IPOになるか。 市場で注目されている中国農業銀行のIPOが9日午前、中国証券監督管理委員会発行審査委員会の審査を受けた。調達規模から上場スケジュール、公開価格まで、農業銀行上場の動きに市場関係者が神経を尖らしている。

タグ: 農業銀行 IPO 史上最大

発信時間: 2010-06-09 17:46:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

市場で注目されている中国農業銀行のIPOが9日午前、中国証券監督管理委員会発行審査委員会の審査を受けた。調達規模から上場スケジュール、公開価格まで、農業銀行上場の動きに市場関係者が神経を尖らしている。

4大国有商業銀行の上場の最後の一歩として、農業銀行の上場は紆余曲折な道のりをたどった。2006年から07年にかけ、中国銀行、工商銀行、建設銀行の3大銀行が相次いで上場した。その後、金融危機が発生し、新株上場は敏感さを増し、農業銀行がいつ上場するかに注目が集まった。2008年11月、上海総合指数は底打ち、反発し、中国経済は率先して安定し、その年の10月21日に農業銀行の株式会社化に向けた改革実施案が承認された。その後、20カ月近くの改革を経て、農業銀行の株式制改革は最後の一歩というところまで来た。上場は目前に迫っている。ただ、弱気相場が続く中、農業銀行のIPOは市場で懸念されている。

これまでに、農業銀行のIPOは史上最大規模になるとささやかれていたが、現在の経済の状況や市場の動き、受容能力などの要素を考慮し、IPO目論見書で、農業銀行はA株とH株合わせて最大563億株の発行を計画しており、これは市場の予測を大きく下回った。1株当たり2.5元で計算すると、調達資金は約1400億元(約204億ドル)となり、2008年に上場した工商銀行の220億ドルより少ない。しかしその差はそれほど大きくなく、公開価格を少し上げれば、農業銀行のIPOが史上最大規模となる可能性も大いにある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月9日

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