新エネルギー源に着眼し始めた中国

新エネルギー源に着眼し始めた中国。 さいきん、メディアで内蒙古自治区の草原地帯に、広大な面積にわたって、風力発電施設がつくられていることが伝えられた。この地域の責任者はやがては50%の電力を風力でまかなうことになる、と語っている。

タグ: 中国 経済 エネルギー 

発信時間: 2010-06-13 16:12:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

内蒙古自治区には、大規模な露天掘り炭田もあり、石炭の液化にも進展が見られるようだ。余談になるが、われわれ北京市民の食卓のミルクやチーズやバターも内蒙古産が多いらしい。さいきん、環渤海圏は河北省、内蒙古自治区も視野に入れているというニュースも目にした。天津から北京への帰途、天津の塘沽新港から貨物を積んで内蒙古自治区へ向かう内蒙古ナンバーのトラックの列をよく見かけた。

風力発電という新エネルギー産業の発展に力を入れ、大発展をとげようとしているこの地域の新たな動きを見ながら、中国の次の30年の発展について考え、今世紀中葉に中程度の発展をとげた発達国になる可能性を実感している昨今である。

とはいうものの、風力発電、太陽光発電、潮汐による発電というものは、クリーンエネルギーではあるが、人類のエネルギー源としては、それほど多くの割合を占めるものではない。当面はどうしても化石エネルギー資源を多用せざるを得ない。したがって、省エネということもおろそかにできない。さもなければ持続可能な発展ということも絵に画いた餅になってしまう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月13日

 

 

 

 

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